ショック

 

 

  2016年年明け初のCT検査。

 あの造影剤の気持ち悪い検査だ。

 CT検査直前にチクりと針を刺して点滴(造影剤)の準備をする。

 その針がめちゃくちゃ痛い時がある。うそみたいに痛い時があった。

 針先が皮膚を突き抜けてくるんじゃないかと思うくらい痛かった。

 すぐに看護師さんに「痛いです」と言うと、

 「ガマンできないほどじゃなかったら、ガマンしてください」と言う。

 なんでだよ!!クソ痛いのに!!!

 「痛い」と何度か言ってもやりなおしてくれない感じワルの看護師がいた。

  

   年明けのCTの結果は「大きくなってる」ってことだった。

  ショック、ショック、大ショックだ。

   3ヶ月前のCT検査でかなり小さくなって、めちゃくちゃつらかった抗がん剤も、

  2種類から1種類になって、気分はもうすぐなくなってしまうんじゃないかと、

  すごく嬉しかったのに・・・・・・・・

  また、2種類の抗がん剤にもどった。

 

   抗がん剤投与後は本当にカラダがしんどい。

  3時間から3時間半かかる。

  時間のつぶし方も上手くなった。終わり30分は完全に眠っているけど。

  

   抗がん剤が1種類になってから、脱毛しなくなって、髪の毛が伸びだした。

  まつ毛もまゆ毛も多少薄くなっていたけど、気付いたら元に戻っていた。

   嬉しかったのは、たった3ヶ月だけだった。 

  また、前の薬に戻って、またつらい副作用に襲われるのかと思うと恐かった、